マインドフルネス事業への道 9:2ヶ月の勝負

2016年3月1日(火)。新しい挑戦が始まった。インキュベーションルームは,会長室の隣で元役員室を使っているようだった。当時のメンバーは,現株式会社インナーコーリング取締役で,エン・ジャパンの経営戦略室長も兼務する武石のほか自分を含んで総勢4名という所帯だった。

席は置かせていただいたものの,契約期間は「2ヶ月」ということで4月末までに事業提案を越智さんに了承してもらう必要があった。毎週越智さんとのミーティングでの議論は「お勉強的」で「現実感のない」アイデアフラッシュ的な話題が多く,正直2ヶ月で何が出来るか?と思いつつも,マインドフルネスを駆使して「集中して」越智さんとのミーティングを重ねた。

正確な日付は忘れたが,出社が始まって間もなくインキュベーションルームのメンバーが会長室で思いっきり怒鳴られている場面を「壁越し」で体験したこともあり,かなり萎縮したことも「思い切った提案」が出来ずにいた理由だった。

話がそれるが,持論として「時限性と収支計画のない議論は単なるアイデア遊び」と今でも思っているので,現在もスケジュールと収支設定をしないディスカッションはブレストだけと決めている。また,実現性が見えない他案件のディスカッションへの協力も時間のムダと割り切っている。5W1HとUser Firstの両方が事業企画には必須である。

当時,マインドフルネス事業を「こころの健康事業」として検討を進めると同時に「体の健康事業」も検討を進めていたが,あるタイミングで越智さんから「こころの健康事業に集中するように」というご指示をいただき,3月31日に事業企画を提出することになった。越智さんがチャンスをくれたのである。

ここで提案が受け入れられなければ,エン・ジャパンとのご縁はなくなってしまう。そう思うと不安と焦りが普通は出てくるものだが,これもマインドフルネスの効果だと思うが,「良い提案をすること」に集中することで,不安も焦りも全くなく提案書作成作業に取り組めた。

振り返ると,3月1日から久し振りに始まった「通勤生活」の中でも歩きながら「音や景色に集中」する「歩行瞑想」や取り留めなく浮かんでくる思考や感情の「ラベリング」や「ノンジャッジ」などのマインドフルネスメソッド,越智さんとのミーティング時で意識的に設定した「極度集中状態」などで「マインドフルネスの習慣化」に取り組んだ成果が出ていたように思う。

そして,今後の命運を賭けた3月31日を迎えた。

マインドの革新で,自己革新を。

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