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マインドフルネス事業への道 12:松村和順さんとの出会い

当初は「こころの健康ポータルサイト」構築を目的にした情報収集活動を進める中で,お寺イベントの情報サイト「寺子屋ブッダ」の松村和順さんとのご縁が出来た。

またいつものように,面識はなかったが「はじめまして」メールを送らせていただき,4月26日(火)に恵比寿の「寺子屋ブッダlab」にお邪魔して協業の可能性をディスカッションした。

「瞑想」「マインドフルネス」はメンタルヘルスに有効なことは,瞑想VRを検討した時点以降実感としても認識していたので,寺を活用した展開を想定して松村さんといろいろとフランクに意見交換をした。

結論から言えばこの出会いが,現在の株式会社インナーコーリングのビジネスを支えることに発展した。弊社の事業は松村さんと私とのまさに「共創」によって成立しているといっても過言ではない。松村さんにはインナーコーリング社のプロデューサーを兼務していただいている。

私は以前から今でも,「寺」や「仏教」が決して好きなわけではない。そして今後もその点は変わらないと思う。但し,現代の社会の様々な問題に,仏教そしてその伝導者である「お坊さん」の持つソリューションはもっと活用すべきと考えている。

この部分で松村さんと「共鳴」出来たことが,松村さん及び寺子屋ブッダが積み上げた資産をインナーコーリング社で活用させていただいている現在に繋がっている。松村さんも私とほぼおなじ考えのもと,3年前にこの寺子屋ブッダを立ち上げている。

活用すべきソリューションは「マインドフルネス」であることも松村さんと共有できた。松村さんは「企業向けマインドフルネスプログラム」の提供を模索していたが,なかなか進行が遅く課題を抱えており,その課題解決をエン・ジャパン(当時)との協業で図りたいという接点が見つかった。

マインドフルネスは,そもそも仏教の八正道の一つ「正念」というものが土台になっているが,それをアメリカ人が「アメリカ人の気質」「アメリカ企業の風土」などアメリカ用に「カスタマイズ」し,それが日本に逆輸入されている状態だ。

ITビジネスならともかく,マーケティングや広告の世界でも「アメリカで流行っている方法論や思想」が本になって「逆輸入」されてくるケースは多いが,ほとんどが日本人や日本企業及びマーケットでは「使えない」。「ネイティブ・アド」や「CRM」などがいい例だ。

日本とアメリカは「野球」と「ベースボール」の違い,という比喩が適当かわからないが,社会の価値観・歴史によって積み上げられてきた経験値・ビジネスパーソンを取り巻く環境などすべてが「違う」ため,「逆輸入することでビジネスをしている人」は大声で「これからは○○の時代」と叫ぶが,大体1年後には「違うことを言っている」。要は「流行らない」のである。

一方,仏教界もマインドフルネスブームに乗っかり「仏教の復権」「仏教の新たな価値」的なフレーズもよく耳にするが,仏教そのものが日本では我々の世代以降は「そもそも興味ない」人が多いという現実の中では「仏教」を押し付けても「誰も反応しない」。反応するのは「マニア」だけである。

マインドフルネス効果を実感している自分は,「一人でも多くの人にマインドフルネスを身に付けて欲しい」と考えているので,松村さんと共に「現代の日本のビジネスパーソン・日本企業」にフィットしたマインドフルネスビジネスの開発へのチャレンジを始め,現在も継続中である。

マインドの革新で,自己革新を。

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