朝4時に起きる,ということ

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私は毎日朝4時に起きる。休日もあまり寝すぎると生活のリズムが崩れるので,遅くとも6時には起きるようにしている。

電通時代でも,ニューヨークとの昼夜逆転作業の6ヶ月を除いて,毎朝7時に出勤して誰もいないオフィスで「電話に邪魔されず」仕事をしていた。競合プレゼン前などは,チーム作業なので徹夜することも多かったが,それ以外は「7時出社」を崩さなかった。

この朝型生活は,高校受験の14歳位からなのでもう40年以上続いている。高校から大学までは一貫教育で受験もなく,7年間体育会に所属していたので規則正しい時間設定での生活が染み付いたと思う。

元々夜遅くまで起きているのが苦手なことに加え,体育会での練習後はヘトヘトで日吉から藤沢の片瀬山まで帰るのも大変で,帰ったら「バタンキュー」。で,すぐまた朝が来て9時日吉集合に向かう毎日だった。

朝の時間で何をやっているか。今は「情報収集」とこのブログの更新だ。グロービスに通っていた時や電通に転職した当時は,マーケティングの勉強。新日鐵のEI事業本部時代は主に「英語の勉強」をしていた。

朝は「静か」だ。テレビもつけず,自分に集中することが出来るので,マインドフルネスの習慣化に役立った気がする。

最近こんな記事を発見した。

blogos.com

一部引用すると

サードブレイスなき日本とアメリカに現れた21世紀的サードプレイスとは、「朝」なのではないかということだ。朝、特に早朝の時間、人々がまだ寝静まっている時間、これこそが我々にとってのサードブレイスではないかということだ。

人間には家族も友人も同僚もライバルも必要だが、同時に孤独と瞑想と思索も必要だ。だが、ファーストプレイスセカンドプレイスではなかなかそれが確保できない。

家では、子どもの喧騒がありパートナーの相談がある。

職場では、部下の相談があり同僚のつぶやきがあり上司の愚痴がある。これらに対応する時、我々の思索は飛躍することはない。

はい,全く同感。

誰にも邪魔されない「独り時間」は,とても重要だ。しかし,この時間は「創り出す」ことをしないと出来ない。このちょっとした頑張りが,長期的には「大きな成果」を産む。マインドフルネスも取ってつけたように,瞑想だけしてみても効果は出ない。

「目の前のことやその瞬間に集中する」という「ルーティン」を身に付けなければ,本や記事に書いてあるような「効果」は「絶対に実感できない」。

ちなみに私は「瞑想」はしない。自分の「ネタ元」で仕入れたマインドフルネスの知識を,「朝の2時間」「歩行中」「会社のデスクワーク時」など「独り」でいる時間すべてで「仕入れた知識の実践」を行っただけだ。そしてそれは現在も継続している,というか習慣化された。

私たちのプログラムのモニター講義で,「瞑想する時間が取れない,家族がいて集中できない」という質問に,井上広法マスターコーチは一言「早起きしてください」。はい,その通り。

なんでも手っ取り早く,かつ現状を何も変えないで何かが変わることは「ない」。昨日触れた「パフォーマンスを出すためのルーティン」を手に入れる努力は必要だ。

何かを「変えたい」と思えば,自分の何かを変えて「それが習慣になるまで粘り強く続ける」ことしかないと思う。何でも「近道」はないのである。

まずはいつもより早起きして,何もしないで景色や空気,音などを「感じて」みてはいかがでしょう。

マインドの革新で,自己革新を。