プログラム開発の裏話 1:八正道をなぜ使うのか?

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おとといのブログで掲載した八正道の図をFacebookの「マインドフルネス」というグループに掲載したら,なぜか多くの「いいね!」をいただき,シェアまでしていただいた。正直「なんで?」という気分で,よくわからない(@_@;)

八正道をプログラムの基礎にしたのは,他のサービスとの差別化と独自性も考えてのこともあるが,単純に「ビジネスに有効」と判断したからだ。どちらかと言うとニューヨーク大好きでアメリカナイズされた考え方の自分にも「コレなら自信を持って薦められる」と思った。

繰り返しになるが,石野さんも

真ん中の「八正道」というキーワードがなければ、普通の教育コンサル会社のフレームワークですといわれても不自然な感じではない。

と書いてくれている。

プログラムの開発は,井上広法マスターコーチ,早島英観マスターコーチと松村さんと共に行っているが,開発初期のタイミングで松村さんから「八正道というのがありまして~~」という提案があり,この図の解説を聞いたのが始まりだったが,最初は松村さん特有の「長い文章」での解説だったので,正直「使えるの?」と思っていた。

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その後「図」にしていただいた最初のバージョンがこんな感じだった。

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まだスッキリはしていないが,八正道の「八つ」を松村さんが現代版に「翻訳」していただいたおかげで,「これはビジネスパーソンに必要なもの」と納得!

世界中でもこんなに体系だった「ビジネスに有効な考え方」は,調べていないし,調べる気もないがあまり無いのではないだろうか。

今週発売のBRUTUSは「みんなのZEN。」というタイトルで禅の特集だが,禅のルーツもこの「八正道」である。というかすべての宗派のルーツがこの八正道なので,八正道をベースにすることで,「お坊さんのマインドフルネスへの懐疑」にも対応出来る。

図にある通り,マインドフルネスは「正念」という八正道の「一つ」に過ぎず,「そこだけを切り取ったもの」に焦点をあてて,さも「ストレス解消効果」「生産性向上効果」に「即効性」があるようにメディアは掲載し,「流行りモノ」的な扱いが多い昨今だが,「そんなに浅く簡単なものではなく」「即効性はない」。

アメリカでも「生産性向上」のメリットだけに焦点を当てることには,批判も多い。

なので八正道をちゃんと修行を通じて身に付けている(はず?)のお坊さんからしてみれば「仏教を商業化」しているのがマインドフルネスと捉えるヒトも未だ多い。

ただ,それを様子見しているお坊さんもいかがなものかと思う。だったら,自らこの八正道の「現代への翻訳」と「現代人への解説」をすればいいのだが,それもしないで「マインドフルネスはいかがなものか」はないでしょう。

そういう事をしてこなかったから「仏教離れ」がどんどん起こり,「供養に頼るビジネスモデル」しか無い中で「寺院崩壊」に進んでしまっているのだと思う。

なので,八正道をプログラムに採用したことは,ビジネスパーソンに有効なことを「お坊さん自身にも認識してもらい」この知恵が現在と未来の日本のビジネスシーンで有効だということに「お坊さんにも自覚して欲しい」ということもあるからだ。

インナーコーリング社の事業理念は

ビジネスパーソンと僧侶のマインド改革を通じた自己革新を後押しする」

だ。「僧侶のマインド改革」とは,上述の認識と「役に立つものを活用した新しいお坊さんのビジネスモデル」を確立していただくことだ。

cocokuriのあるコーチのFacebookに以前こんな書き込みを見つけた。

「今月は供養がないので財布が寂しい」

今時何も営業活動もせずに収入が入ることを期待して生きているなど,「あり得ない」と思う。これじゃ路上生活している人たちと同じじゃないですか!!!

幸いにしてcocokuriのコーチ陣にはそういう方はいらっしゃらないが,私たちは,ビジネスパーソンの応援と同様にお坊さんへの収入源の多様化を「八正道」をもとに行っていく。

マインドの革新で,自己革新を。