大量採用による現実

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昨日は某大手ソフトウェア開発会社の人事の方と取材の事前打ち合わせ。

ミーティング当日に「一人できて欲しい」と意味不明なお願いを受けて「何が起きるか?」と若干ビビりつつお伺いした。

ミーティングでは,「絶対に他言しないで欲しい」というその会社の人事が抱える問題や会社のカルチャー,カルチャーに起因する問題についてすべて教えていただいた。

「こういう背景なので,マインドフルネスを社内に普及させるために今回の取材をうまく活用したい」とのこと。ビビる話ではなかった(^^)

背景の一部は「大量採用」。

その会社は1,000人に近い新卒の社員を現在採用しているが,数を優先するが所以に「玉石混交」になってしまっており,中には「ゲーム開発出来ると思った」とか「ITに全く興味ない」ような人も入社しているとのこと。

なので,今回は入社1~2年めの若手を対象に,上司の評価で「集中力がない」「集中したいが出来ないので悩んでいる」と事前に状況を把握した上で参加者をリクルーティングする。

「こわ~~~^^;」

怖い理由。

  • 社員も会社側も取り敢えず入る,入れる的な「数合わせ的」採用

これは私が社会に入る時の証券会社やメガバンクと全く同じかそれより酷い感じがした。当時は大量採用の裏には学歴偏重の「A採用」「B採用」「C採用」という最初から「ランク付け」が行われており,メガバンクの「C採用」だと,基本「自転車営業」しかやらせてもらえないとの話を聞いたことがある。

毎日Twitterで起業家やVCの動きも追っているが,そこから垣間見る状況,環境と昨日の話の乖離が大きすぎて,一体世の中前へ進んでるんだか後退しているかがよくわからなくなった。

一方,だから中途採用マーケットが活況を呈しているわけだ。なるほど~!

今回は,マインドフルネスでの成果が見られればマインドフルネスを社内で採用していくことを検討していきたい,という有り難い方向だが,正直なんだか考えさせられるミーティングだった。

マインドの革新で,自己革新を。