良い習慣が幸せを呼ぶ。
- 良い習慣が幸せを呼ぶ。 Good Habit -
この6ヶ月悩みに悩んだGood Habitのキャッチコピーがようやく決まった。
自分で思いついたわけではなく,Facebookの記事チェックをしていたら,雑誌の目次に「良い習慣が幸せを呼ぶ」というタイトルを見つけ,「これだ!」と即採用した。
「幸せを呼ぶ」という言い回しが素敵で,押し付けがましくないところがとても気に入った!
キャッチコピーは重要だ。自分がやりたいことを「主張」にし,かつ短い言葉で表現しなければいけないので,難しい。
電通時代もドコモの商品のネーミング作業をいろいろとやったが,どうもセンスがないようで,苦戦した思い出がある。
なので,今回も「ポジティブ心理学の習慣化」とか「ポジティブ心理学をITでサポート」など「まんまじゃん!」的なものしか思い浮かばず,6ヶ月で何度も修正,修正を繰り返していた。
ビジネスパーソンに幸せを呼ぶ「良い習慣」をポジティブ心理学をベースに提供していきます(^^)
- 良い習慣が幸せを呼ぶ。 Good Habit -
2018年 いよいよ再始動します!
昨年のインナーコーリング社退社から6ヶ月。
その後の6ヶ月で準備を整え,2018年は,いよいよ本格的に再始動,再起動します。
現在任意団体で活動しているGood Habitを,システム開発でご協力いただいている高山さんと一般社団法人化の作業を進めています。
2月末には,慶應義塾大学院SDM研究科委員長の前野隆司教授考案の「ウェルビーイング経営調査」のクラウドシステムバージョンがリリース予定です。
また,調査結果に基づく個人への最適なコンテンツ提供を行うB2B2C SaaSシステムにも取り組んでいきます。
社団法人のその他の理事には,大物の招聘にも動いています。
Good Habitを通じて,マインドフルネス・ソリューションから一段レイヤーを上げた,ポジティブ心理学/ウェルビーイング経営学の実践と習慣化に邁進してまいります。
日々自分に出来ることをコツコツと積み上げていく所存ですので,引き続き何卒よろしくお願いいたします!
- 良い習慣が幸せを呼ぶ。 Good Habit -
他人の目を気にして生きて、あなたは何を得ただろうか。
他人の目を気にして生きて、あなたは何を得ただろうか。人生に疲れただけで、価値あるものは何も手に入れてはいないのではないだろうか。あなたを幸せにできるのはあなただけなのだから、他人の目ではなく自分の目で選択しよう。
メンタリストDAIGO
前野マドカさんから教わったこと
昨日は,前野隆司教授の奥様である前野マドカさんと現在進行させている「企み」についてミーティング。マドカさんも最近「月曜日が楽しくなる幸せスイッチ」という本を出版された。TBSの王様のブランチでも紹介され,既に重版が決定するなど,前野先生の「分身」的に精力的に活動されている。
ミーティングの中で,マドカさんから教わり,まさに「目からウロコ」的な発見があった。内容については,今後のアウトプットに反映させるので,ここではご紹介しないが,まさにポジティブ心理学を普及させるための大きなポイントだ。
自分の先入観で構想していたことの真逆のことが,本質を捉えており,ポジティブ心理学を習慣化させるためにも必須の要素だ。
マドカさんが抱えている課題が「IT化」ということもあり,今後の展開が大変楽しみでわくわくする。マドカさんとは,今後いろいろなお仕事をご一緒させていただくことになると思うが,前野先生も含めて「やってみた~い」ことを我々でなんとか形にできるように,ご協力をさせていただきたい。
ところで,自分のミッションを「ITを活用したポジティブ心理学の習慣化」と設定したことで,いろいろな方とのインタラクションが,具体的にかつ活発になってきた。
自分をミッション・コンプリートに「集中」させることが,6ヶ月かかったがやっと出来た気がする。エン・ジャパンで新規事業開発に取り組んでいた「マインドフルネス事業を創業する」ことに集中していた時に近い感じだ。この状態に入ると,この数ヶ月悩んでいたこと,イライラすること,批判的に考えることなどがすべて「些末なこと」として処理されるようになり,思考も行動もミッション・コンプリートに「紐付けられ」無駄がなくなる。
これは,瞑想をしないで身に付けた「24時間いつでも自分をマインドフルな状態にする」ノウハウの賜物であり,また「目標設定」がいかに重要かということを物語っている。
今回はミッションのレイヤーが,エン・ジャパン時代よりも一段上がったことで,今後は迷うことなく「ミッションの完遂」に集中出来そうだ。
- I wish you well-being -
なぜ習慣化されないのか?
前職で創業したマインドフルネス・ソリューション事業では,「マインドフルネスの習慣化」が最重要テーマと認識して取り組んだが,結果うまくいかなかった。
Twitterを使って習慣化を試みたが,習慣化させるにはあまりにも方法が稚拙で,結果が出なかった。なので,ポジティブ心理学の普及に取り組んでいる現在も,最重要テーマは引き続き習慣化であり,ゆえに運営する団体名も "Good Habit"とした。
研修やワークショップは重要だ。それはリアルな体験を通じた「気づき」を得ることが出来る。しかし,大概が「その時」で終わってしまい3日後には気づきも消え去り,元の自分に戻ってしまう。
世の中いろいろな研修やワークショップ,書籍が氾濫しているが,それらがすべて習慣化されれば,日本は,ビジネスパーソンはもっとパフォーマンスも上がっているはずで,結果日本企業は,現在のように中国に完全に追い抜かれるようなことはなかったではないか。
では,なぜ習慣化されないのか?
研修やレクチャーを行う講師が「習慣化のノウハウ」を持っていない
講師ビジネスにおいては,習慣化させるとリピートのオーダーが入らない
書籍が売れ続けるには,常に「未解決」の課題を残しておく,あるいは同じ課題を視点を変えて書籍にする必要がある
レクチャーを受ける側も,「習慣化させる目的」を自覚せずに結果だけを取りに行き,教わった「効果」がすぐに出ないとそこで止めてしまう
講師側のITリテラシーが低い,あるいは研修会社のビジネスモデルに「習慣化が組み込まれていない」ので,習慣化のIT化が全く出来ていない。
などである。
Good Habitでは,上記をビジネスチャンスと捉え,ポジティブ心理学の普及にITを積極的に導入し,AIも視野に入れたポジティブ心理学による個人の課題解決「ポジティブ心理学・ソリューション」事業を推進していく。
ウィリアム・ジェイムズ(心理学者・哲学者)はこう言った。
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
個人の心が変わることで,企業も変わる。
ちょっとした個人の習慣改善が,組織を改革し,改革された組織が企業も変えていく。
- I wish you happiness -
【なぜ今ポジティブ心理学なのか】
働き方改革が声高に叫ばれている。現在お付き合いさせていただいている大手一部上場企業も「ワークダイエット」という「時短」による働き方改革施策が導入されているが,現場からの評価は厳しいものだ。
ワークダイエットシステムへの入力が2時間もかかるらしく,その時間を業務に充てて集中力を高める工夫をした方が,よっぽど生産性も上がり時短につながる気がする。
前職でやったマインドフルネス事業のスタートアップでは,「マインドの革新で,自己革新を。」というミッションのもと個人からの働き方改革をマインドフルネスという手段で実現するサポートを行った。
しかし,ミッションは変わっていないがマインドフルネスは手段であり,「マインドセットが間違っている状態でのマインドフルネス」は,一時凌ぎの手段であり「根本的にその人の人生を変える」ことにはつながらないと気付いた。
では,何を目指せばいいのか?と約6ヶ月の間自問自答している過程で出会ったのが,慶應の前野教授のコトバである「幸せだから成功するのであり,成功したから幸せになる訳ではない」だ。
この言葉に出会ってから「ビジネスパーソンを幸せにすること」,その為に「マインドの革新で,自己革新を。」という方向に自分の事業をリセットした。
その後前野先生の「幸せのメカニズム」「幸福の四因子」などを中心に「幸福学」「ウェルビーイング経営学」に関する学習を続けており,その中で最上位に位置する「ポジティブ心理学」というところに行き着いた。
現代のポジティブ心理学は、1998年にマーティン・セリグマン教授が、アメリカ心理学会の会長に選ばれた際に、今後取り組む課題としてポジティブ心理学の創設を選んだことによって開始された,まだ約20年の歴史の浅い学問であるが,AI・ロボット時代の未来においては,大変重要な考え方だと思う。
下記の記事にもあるように,「幸福(ウェルビーイング)度」は,今後の企業を支える指標になるという考え方もある。
元々,VR事業に失敗し,そこから立ち上がれたのはマインドフルネスのおかげであることは事実だが,当時の「新規事情のスタートアップを実現する」という強い意志(マインドセット)があったから,マインドフルネスで一定の成果が出たのではないかと,今は感じている。
前職からの続きを「ポジティブ心理学の習慣化」という具体的なミッションに置き換え,ビジョンである「マインドの革新で,自己革新を。」を達成するために,現在ご一緒させていただいている方々に感謝をしつつ,成果を出していく。
- I wish you well-being -
高い幸福度がもたらす影響とは?幸福感がもたらす従業員への影響は数知れない。以下がその違いである。
1.生産性、セールス、クリエイティビティがそれぞれ向上する
生産性で30%、セールスで37%、クリエイティビティでは3倍も高くなる*1
2.病欠を使う日数が少なくなる幸福な従業員はそうでない従業員よりも
病欠を使う日数が66%減る。*2
3.社員の辞職率が下がる
後述するデリバリング・ハピネス社によると、CHOによるコンサルティング導入以降
社員の定着率が90%にまで上がった企業もある。*3
4.労災が減る
Gallupの調査で職場での事故が48%減ることがわかっている。*4
オウンドメディア "Good Habitラボ"を立ち上げました
ポジティブ心理学の習慣化に関する様々な情報発信を行っていきます。
瞑想をしなくてもマインドフルネスは身に付く
現在今まで知識と経験をもう一度おさらいをしつつ,新しい手法も取り入れた,自分のオリジナルメソッドを開発中。
なぜオリジナルメソッドかというと,様々な人々が大変いいサジェスチョンやアクションについて,セミナー・書籍などを通じて社会に役立っているが,自分の新たなテーマである「仕事を通じてビジネスパーソンと組織を幸せにする」ことを達成するには,一人の考え方,一つの手法(例えばマインドフルネス)では難しいと考えたからです。
それは「自分の実感と経験」という自分にしかわからない尺度を持っているから。
なので,いろいろな人々の素晴らしいインサイトを「ブレンド」して,かつしっかりと効果が出るやり方を自分で編み出したいと考えました。
まだまだおさらいすべき内容が多いので,「Yoshidaメソッド」には今しばらくお時間をいただければと思いますが,「必ず出します!」。
「Yoshidaメソッド」に必ず入ってくるのは,当然「マインドフルネス」ですが,最近マインドフルネスの本質を外した記事や「ノウハウ本」が氾濫していて,ここは一言物申したい気分なので,今までの事業の反省も踏まえてマインドフルネスについて書いてます。
「マインドフルネスは瞑想ではありません」
マインドフルネスは「マインドフルな心の状態」のことを言います。
「マインドフルネス瞑想」は,「マインドフルな心の状態」を24時間維持するための「トレーニング」です。
なので,重要なのは「瞑想のやり方」や「瞑想する時間」ではなく,トレーニングをしている以外の時間に「マインドフル」という心のOSを稼働させることです。10分瞑想する人は,1日の残りの23時間50分,1時間瞑想する人は23時間「マインドフルOS」を稼働させるのが目的です!
にも拘らず,殆どの記事が「瞑想のやり方」を紹介し,最後に「続けないと効果は出ません」で終わっている。(マインドフルネスのノウハウ本は読んでおりません)
某議員ではないが
ち・が・う・だ・ろ・う~
違うだろ!!!
お会いしたことはないが,私のマインドフルネスの師匠の一人であるアンディ・プディコム氏は彼の著書の中ではっきり述べている。Haedspaceというアプリで著名なアンディ・プディコム氏の会社は,つい最近約41億円の資金調達をした世界一実績を持った「マインドフルネスビジネス」企業です。
彼はこう言っています。
瞑想とは,ただ「いつでも集中」を実践するために最適なコンディションを作り出すテクニックに過ぎません。
この「いつでも集中」=「マインドフルOS」なんです。
なので,私はこの「いつでも集中」を「どう集中すればいいか」をアンディ・プディコムの書籍やヨガ講師の吉田昌生さんの無料メルマガ講座から学び,それを愚直に24時間実行しました。瞑想は今も含めて一度もやっていません!
ですので,僕にとってみれば,24時間瞑想で得るためのゴールを意識した状態に自分をおく工夫をしたということで,これを始めてから今までの累計「瞑想換算時間」は,累積で1万時間を超えています。
JINS MEMEでの「集中力計測値」が異常に高いのは,この効果と思います。計測した日の6時間47分集中していて,その内4時間は「フロー」という「超集中」状態であったことを示しています。
ですので,瞑想を頑張って続けても「瞑想していない時間」に瞑想時と同じ「今,目の前に集中」出来ていなければ,あるいはそれを心がけていなければ,瞑想の効果を実感することは難しく,継続する意味もないと言うことです。
次回は「いつでも集中=心のOS」について,少し掘り下げてみます。
Good Habit make Good LIFE !
幸福感の増加とマインドフルネス
昨日は某企業にお邪魔し,働き方改革について2時間に渡りディスカッション。
その企業の働き方改革の結論として欲しいものは「社員の幸福感の増加」ということだった。
マインドフルネスの効果として,以下の点を自分の資料に入れている。
☆幸福感が強まる
マインドフルネスは「今」に意識を集中させ,自分の中で起こっている感情や出来事を客観視する
過去でも未来でもなく,今起きていることの中から「嬉しい」「楽しい」に気づきやすくなる
ポイントは「自分の中で起こっている感情や出来事を客観視すること」で,その為に「今」に意識を集中させるのか,集中するから客観視出来るのか,ということ。
その前の松村さんとのミーティングでも
- 「集中」と何か?
- 集中する目的を自覚せずに目の前に集中するだけで,人々が抱える問題を解決出来るのか?
というディスカッションをした流れでのその企業とのミーティングだったので,いろいろと考えさせられた。
事業を企画しているときから昨日まで,マインドフルネスについて「集中」と「集中の数値化」を独自性として強く打ち出してやって来たが,そもそもそれで人々の為になるのだろうか?という疑念を昨日から持ち始めた。
確かに生産性の向上を課題としている人々には,それは解決策の一つになると思う。しかし,すべての人が同じ課題を持っているわけではない。
ハーバード・ビジネス・レビューでも「生産性向上」のみのツールとしてマインドフルネスを捉えることに警鐘を鳴らす記事もある。
昨日ミーティングした企業が求める「幸福感の向上」というような,様々な課題解決を包含するような「アンブレラ」的な上位でのコンセプト設定が必要で,課題の解決策は抱えている課題毎に異なるのではないだろうか。
確かに自分は最初は「集中」を心がけ,それが雑念の排除に繋がり窮地を脱したのは事実だ。ただ,マインドフルネスを継続している現在は「雑念をジャッジせす,感情を受け流すことに集中」をしている。
それによって,より自分を見失わず,雑然とした思考状態をフラットにできる。そして,必要な情報などを整理できるようになり「正しい情報」を選択できるようになる。
研修ビジネスとして「数値化」は武器だが,オールマイティではないことがわかった。また,やるべきは「課題解決ビジネス」で「研修ビジネスではない」。
ビジネス・パーソンの課題解決策としてマインドフルネスが活用されるために,ビジネス・モデルも含めて見直し,至急に修正に取り組むべきと昨日判断した。
「マインドフルネスでビジネス・パーソンを幸せにすること」
ここにリマインドして,悔いのないようにやるべきことに「集中」してやる。
マインドの革新で,自己革新を。
大量採用による現実
昨日は某大手ソフトウェア開発会社の人事の方と取材の事前打ち合わせ。
ミーティング当日に「一人できて欲しい」と意味不明なお願いを受けて「何が起きるか?」と若干ビビりつつお伺いした。
ミーティングでは,「絶対に他言しないで欲しい」というその会社の人事が抱える問題や会社のカルチャー,カルチャーに起因する問題についてすべて教えていただいた。
「こういう背景なので,マインドフルネスを社内に普及させるために今回の取材をうまく活用したい」とのこと。ビビる話ではなかった(^^)
背景の一部は「大量採用」。
その会社は1,000人に近い新卒の社員を現在採用しているが,数を優先するが所以に「玉石混交」になってしまっており,中には「ゲーム開発出来ると思った」とか「ITに全く興味ない」ような人も入社しているとのこと。
なので,今回は入社1~2年めの若手を対象に,上司の評価で「集中力がない」「集中したいが出来ないので悩んでいる」と事前に状況を把握した上で参加者をリクルーティングする。
「こわ~~~^^;」
怖い理由。
- 社員も会社側も取り敢えず入る,入れる的な「数合わせ的」採用
これは私が社会に入る時の証券会社やメガバンクと全く同じかそれより酷い感じがした。当時は大量採用の裏には学歴偏重の「A採用」「B採用」「C採用」という最初から「ランク付け」が行われており,メガバンクの「C採用」だと,基本「自転車営業」しかやらせてもらえないとの話を聞いたことがある。
毎日Twitterで起業家やVCの動きも追っているが,そこから垣間見る状況,環境と昨日の話の乖離が大きすぎて,一体世の中前へ進んでるんだか後退しているかがよくわからなくなった。
一方,だから中途採用マーケットが活況を呈しているわけだ。なるほど~!
今回は,マインドフルネスでの成果が見られればマインドフルネスを社内で採用していくことを検討していきたい,という有り難い方向だが,正直なんだか考えさせられるミーティングだった。
マインドの革新で,自己革新を。
人間関係がすべて
昨日は新丸ビル内の某一部上場企業で取材も兼ねたトレーニング。
その際あるトラブルが発生した。
ただ,ミスは必ず起きるものでミスの原因となったことについて,その後ビールを飲みながら話し合った。ミスを起こした本人は,救われた気分になったと思う。
ミスは必ず起きるし,そのミスをことさら責めて人間関係を壊してしまっては,次の仕事で一緒に出来なくなる。
こういう時に「何を大事にしているか」で対処法が変わる。
そこで感じたのは「人間関係でビジネスが成り立ち」,人間関係が必要ない仕事はすべてAIやロボットに置き換わってしまうな~,ということ。
「ヒトがすべて」。
マインドフルネスがますます必要な時代になる。
マインドの革新で,自己革新を。
慶應の前野隆司先生とのご縁
昨日は慶應の大学院の教授であられる前野隆司先生にお会いした。あるプロジェクトにご協力いただくお願いにあがった。
結論は「ぜひ!」という素晴らしいお答えを頂戴した。
前野先生は元キャノンのエンジニアで,ご専門はAI・ロボットだが,今回はAI・ロボットのご研究から得たインサイトを元にした先生独自の「幸福学」と広法さんの「マインドフルネス」と組合せた「新しい価値創造プロジェクト」をご一緒する。
前野先生には,とても朗らかなオーラがあり,お話していてとても楽しく「ホッとする」感じがする。前野先生のファンが多いことに納得した次第だ。
今後お付き合い出来るようになって,また人生の財産が一つ増えた(^^)
結局「ヒトの気持ち」の相乗効果が「新しい価値創造」になっていると感じているとともに,ヒトの気持ちを裏切るような「一見合理的」な判断や発言,行動は「すべてを破壊する」と思う。
こういう点を充分配慮して今後も事業を継続していく。
マインドの革新で,自己革新を。
木蔵シャフェ 君子さんとのご縁
http://mag.onyourmark.jp/2016/12/zenandmindfulness/99621
昨日は,MiLI:一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート 理事 Founderでいらっしゃる木蔵シャフェ 君子さんとのご縁をいただいた。
大変お世話になっているCampus for hの米倉社長に昨年から「ぜひご紹介を!」とお願いしていていたが,木蔵さんはアメリカ在住で日本にいらっしゃるタイミングに合わせての調整で昨日お会いすることが出来た。
日本でのマインドフルネスについては,昨日書いた企業の44%が導入予定と言われるアメリカとは違い,まだまだ「市民権」を得ているとは言い難い。
市民権を獲得するには,多くのステークホルダーを巻き込んだ「情報発信」や「教える人々のコミュニティ」などを束ねることが大変重要と考えている。
木蔵さんには自分の実感としての「マインドフルネスに救われた」という部分で「共感」していただけたので,こちらからの提案も気持ちよくご了解をいただけた,と感じた。
やはりビジネスではあるが「ヒトの気持ち」が世の中を変えていくことに繋がる。
マインドの革新で,自己革新を。
今年のうちにアメリカ企業の44%の導入予想!
BLOGOSに「世界のエリートがやっている 最高の休息法」の著者で精神科医の久賀谷亮先生のインタビューを発見。
新たなインサイトを見つけたのでご紹介。
―アメリカでは様々な企業がマインドフルネスを導入しているそうですね。
2015年までのデータでは、アメリカの企業のおよそ22%程度が導入していると言われています。さらに、今年のうちに大体44%つまり2倍になるという予想もあります。また、学校という組織でも積極的に導入されていて、ニューヨークでは8000校と言われていますし、全米では何万という単位の学校が取り入れています。
アメリカでは、自撮りを意味する「セルフィー」という造語と並ぶぐらい非常にポピュラーなバズワードとなっています。
なに~~!アメリカ企業の44%の予想~(@_@;)
加えてニューヨークの学校は8,000校で全米では何万~~(@_@;)
先月の2月15日掲載の記事なので,この辺の数字は最新データと思うが,これはもう完全に「キャズム越え」の状態だ。
先日川上全龍さんも「全米のマインドフルネスマーケットは1,000億円程度」と仰っていたが,それを裏付けるような普及だ。
全龍さんはこの急速な普及に伴う「質の悪いコーチの乱立」にも警鐘を鳴らしているが,コーチの供給もこれでは間に合わないのだろう。
また,こんなお話も。
―脳が変化することが明らかになったことで、マインドフルネスという疲れにくい脳へと変化させるメソッドが生まれてきたわけですね。
そうですね。例えば、脳は体重の2%ほどの大きさしかありませんが、身体が消費するエネルギーの20%を使っていると言われています。しかし、消費するエネルギーのうち60~80%が、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)と呼ばれる回路に使われているのです。このDMNは、何のタスクをしていない、脳をアクティブな使い方をしていない時も、車のアイドリングのように常に動いている回路なのです。
そもそも脳自体が、エネルギーを高く消費する臓器なのですが、消費エネルギーの大部分を使用する回路を使いすぎると疲れてしまいます。アイドリングは確かに必要なのですが、やり過ぎると無駄にエネルギーを使用することになってしまう。しかし、マインドフルネスによって、動いてもいないのにエネルギーを消費するような回路の動きを弱めることができるのです。
脳変化に対しても医師として明確にコメントしてくれている。
久賀谷先生はアメリカ在住なので,なかなかお会いする機会もないが,いつかお会いして何かご一緒したいものだ。
マインドの革新で,自己革新を。
商売と事業の違いと"キャズムを越える"ということ
「キャズム」をご存知だろうか。
キャズムとは
ハイテク業界において新製品・新技術を市場に浸透させていく際に見られる、初期市場からメインストリーム市場への移行を阻害する深い溝のこと。
詳しくはこちらを参考にして欲しい。
itmediaの解説は「ハイテク商品」という括りになっているが,古くは自動車,テレビ,洗濯機,電子レンジなどから始まり,最近ではPC,携帯電話,スマートフォン,VR用HMD,ARグラスなどのハイテク商品までこの普及への「キャズム」はすべての商品・サービズにあてはまる。
VRやARはまさに「キャズムを越えられるのか?」が最大のテーマになっている。
「ニーズ」が既に存在して多くの市場参入者が既に存在している場合は,競合関係も激しく生き残るには「体力勝負」になる。レイト・マジョリティの争奪戦だ。
マインドフルネスも全く同様で,初期市場の確立に20年程度を要し,アーリーアダプターの13.5%に相当する人々が登場したのはこの1~2年だ。
なので,マインドフルネスを普及させるにはアーリーアダプターを対象にした施策は全く意味を成さず,「アーリー・マジョリティ」をどう育成し拡大させるかということを考えた「仕掛け」をしていく必要がある。
この時点では,アーリーアダプターから得たインサイトや経験は全く「使えない」。人種が違うので,アーリー・マジョリティを育成・拡大させる「仕掛け」が新たに必要だ。
スティーブ・ジョブズはこう言っている。
多くの場合、人は形にして見せてもらうまで、自分は何が欲しいのかわからないものだ。
これを実現するには,商品やサービス提供者の「信念」,「情熱」,「時間」,「ニーズを創出する工夫と仕掛け」など多くの労力を必要とする。
しかし,それが「事業」であると思う。
現状のニーズに対応するのは「商売」。ニーズを自ら創出して「自分の主観的な思いを実現する」のが「事業」。そしてそれを支える「信念」を持ち続けることで「やり抜く力」を身に付けることが出来る。
昨日はまさにこの「ニーズを創出する工夫と仕掛け」をアライアンスで立ち向かう,という大きなテーマについてのミーティングを持った。エンジニアとクリエーターのマインドフルネスへの認知・理解の拡大,共同研究による「ニーズの可視化と気づきの創出」「標準化したプログラムによるアーリー・マジョリティ~レイト・マジョリティへの普及」に取り組んでいく。
ニーズがある所で勝負するのは「商売」。
信念に基づき「ニーズを気づかせ」新しいものを普及させるのが「事業」。
大企業の新規事業は「新規商売」というケースが多く,短期的な利益を要求されることも多いため,うまくいかないケースが多いと考えられる。インキュベーションとは,「新規商売」ではない,と断言する。
「商売」でなく「事業」をやる。
これが自分の「信念」である。
マインドの革新で,自己革新を。