利他と自利の悟り ~けんすうさんのtweet~

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毎日若い起業家やVCの方々をtwitterのリストを使って情報収集をしている。その中に「けんすうさん」という方がいらっしゃる。

けんすうさんのプロフィールは

www.wantedly.com

を御覧いただきたいが,「nanapi」というサービスを立ち上げて,KDDIにバイアウトされた方だ。

彼のtweetは,いつも「自然体」。威張るわけでもなく,強がるわけでもなく,見えも張るわけでもなく,いつも本音をつぶやいている。

そんな彼がある日こんなtweetを発信した。

僕、かなり悪人で自分の得を最優先に考えて行動していて、
・幸福度の費用対効果的に寄付が一番コスパいい
・giverが一番得するので人に親切にする
・自分の感情より他人の感情を優先したほうが常に優位
みたいに合理的に行動してるだけなので、けんすうさんはいい人と思ってる人は考えを改めよう!

これ,人生の極意だと思った。そして「目からウロコ」だった。

「自利のために利他であること」=「合理的」≠ いい人。

結局皆「自分が可愛く」「自分が幸せになりたい」のだが,その為には「人のために親切にしたり,行動する」ことだ,とけんすうさんは言っている。

よく「他人のために」という「利他の精神」は,「自己犠牲」が伴うと考えがちだがそうではないと悟った。

「自分が幸せになりたい」と思えば,「他人を幸せにする」ことで,但し,それは自己犠牲を伴うわけではなく,先日書いた「自分の強み」を使って,「自分が快適な精神状態で」他人を幸せにすることと悟った次第だ。

blog.good-habit.org

そう言えば,エン・ジャパンの越智会長も「利他の精神は自分のため」と仰っていたことを思い出した。

今まで,自分が幸せになりたいと考えて,世の中のニーズとかマーケットサイズとか事業をスケールさせるとか,結局「自利」だけ考えて,多くのお金とか地位とかを目指して,結果うまく行かなかった。幸せの定義も現在とは違う。

そこには「自分の強みを使って」という発想もなかったし,「他人を幸せにすれば,自分が幸せになる」とも考えたことはなかった。

金銭的な成功のために自己犠牲で望む。これ全く間違ってます!

幸せだから成功するので,成功したから幸せになるわけではない。

来月以降,本格的な活動が始まるにあたり,「自分の強みをフルに発揮して,他人を幸せ」にし,大いに自分を幸せにする」ことを忘れずにいる。

良い習慣が幸せを呼ぶ。

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